インドージ湖のパゴダ祭り
湖中心に位置するパゴダの水面に道が浮かび上がり連なる神秘!
ミャンマー最大のインドージ湖は3月の満月にパゴダ祭りが開催!
実に驚くべき無人の湖畔に忽然と数千人の町が出現!
インドージ湖中心に浮かぶシュウェミィンズパゴダ
インドジー湖はミャンマー最北端地区のカチン州に位置し長さ25.6キロ、幅12.8キロ、水域は160平キロを有するミャンマー最大の湖である。高い山脈が湖を取り囲み、水は急な渓谷に沿って流れ落ち湖に入る。海抜は212メートル、湖の深さは最深で36メートルもある。湖の真ん中にあるシュウェミンツーパゴダは1869年7月1日に完成。 シュエミンツーパゴダは普通では、湖畔から船で向かうが、毎年3月中旬から8日間の間の満月に行われるパゴダ祭りの期間には湖畔からパゴダの麓まで0.8キロの煉瓦造りの道が水中から浮かび上がる。道は祭典の期間だけであり、後は湖の中へ消えてしまい、パゴダのみが湖の真中に静かに浮かぶ。まさに神秘である。
従って祭りの参拝にはこの1本の道を行けばよい。無人の湖畔には突如として数千人の町が出現する。つまり祭りの期間中には宿泊用の簡易ゲストハウスがずらりと軒を並べ、レストラン、土産物屋、花屋、野菜・果物・日用雑貨のマーケットや縁日、ゲーム、カラオケなどの娯楽施設などが完備され、さながら一つの観光名所となる。湖へはこのパゴダ祭り目指して対岸からスピードボートや漁船を繰り出し、また陸路は車両と人で埋まる。祭られた精霊ナッツ及びパゴダに参拝後は、湖畔で心地よく水浴と洗濯する女性の姿が多く見られる。
水上ボートの上空をカモメが乱暴する!
子供たちは泳ぎ、女性たちは水浴を楽しむ!
水面に浮かび上がった道を行く インドージ湖の シュウェミィンツー(Shwe Myintzu)パゴダの伝説
バーモ地方から毎年この湖にやって来る80を超えたおばあちゃんの話は次のようである。彼女は若い頃、友達とここで過ごしたある一夜を思い出した。たくさんの牛車を連ねてのキャラバンの旅は大変楽しく、旅の間は皆で歌ったり、踊ったり、冗談を言ったりしていた。その夜は中の良い友人と野宿することになり、キャラバンとともに空き地で眠りについた。満天の星空には満月が大きくそして美しく輝いていた。祭典の賑やかなざわめきで目が覚めた。辺りを見渡すと、飲めや歌えのドンちゃん騒ぎで、出店の食べ物を食べて楽しんでいた。彼女も豪華なご馳走を食べ、楽しいひと時を過ごした。そしてまた寝てしまった。眠りから覚めると、つい先程の喧騒はなく、全てが消え去っていた。こんな短い間にどうやって何もかも無くなってしまったのか、それは不思議な出来事であった。彼女はそのことを友達に話したが、皆はただ驚くばかりで誰も信じようとはしなかった。あの夜は彼女のために、守護霊が彼女を祭典に誘い出してくれたのであろう。
インドージ湖への行き方
時期: 毎年3月の満月が始まる中旬から8日間
出発場所:マンダレー/ミチーナ線のホーピン駅前より。
出発時間:07:00発より乗客が集まり次第出発。 乗り物:トラックを改造した車両
所要時間: 2時間半-3時間 08:40出発:
ホーピンから前方に山の峰が広がり、山超えをすればそこはインドージ湖である。道路は一応舗装されているがそれでも、もうもうと砂煙を上て走る。途中のどかな田園地帯広がり牛車に乗り仕事に行く農民や水牛が群れ遊ぶ。農家の軒先ではニワトリが飛跳ね、時折ブタも飛び出す。走ること約1時間で山間道路に入り山越となる。見晴らし台にて眼下に美しく神秘のインドージ湖がその姿を現す。川も数箇所あり橋を通過する。山はチーク材、竹、高い樹木が目立ち山越えして約30分で村に入る。インドージ湖までに4つの村あり、2つ目のマイナゥン村に入ると各家の前に冬場の薪が見事なまでに積み上げられている。この当たりはミャンマーの北部であり夏でも朝晩は冷えて寒い。日中は温度がぐんぐん上がり、夏そのものである。次がマムーカィン村、パゴダありチーク材が積み上げられている。10:40にロントン村に到着。 この次が最終地点のインドージ湖である。すでにインドージ湖はその姿を見せており、進行方向の右側に悠々と広がっている。外国人用にゲストハウスはこのロントンにあり看板が見える。その左隣には軍が駐在しており兵士が詰めている。
看板に朝食付き20ドルと出ていて部屋は3つあり、一つは二人用。非常に設備も良く、ダイニングルームは立派でテレビ、テーブルセッ ト、ソファーセットなどあり若い兵士も英語が通じる。このゲストハウスの隣がミャサンダ レストラン、 レストランの3軒隣にもインドウマハ ゲストハ
インドター2ゲストハウス
ウス(ベッドが8つ)がある。14;30スピードボートにてインドージ湖を走る。水面に浮かぶパゴダまで約25分、ボートは快適に水面を走るとインレー湖のようにカモメが乱舞する。どんな祭りか期待で胸が高鳴る。パゴダへは湖畔の陸地から800メートルの道がパゴダと繋がっている。雨季の5-10月の6カ月間は湖が増水して道は水面下に沈み 、歩いて行けるのは乾季のパゴダ祭りの期間だけと言われている。
インドマハーゲストハウス
祭り期間の今 は道を歩いて渡る人、人、人で埋まっているではないか。数千人の人出! 船付き場付近では沢山のミャンマー人が水浴している。特に女性達が石鹸をいっぱい付けて、洗顔、髪を洗っている。子供たちは泳いでいる。女性達は全てロンジー 姿で水の中に入り、いわゆる水着と言うのがないので上はミャンマーの夏衣装そのままである。この祭りは日本で言うなら湖が温泉であると考えるのが良いだろう。日本の温泉に入るのがここでは湖に入り、水浴をしてそこで洗う。勿論男性も同じで男性は浜に作られた囲いの中のシャワーを使い、湖で水浴を楽しむ。あるいはパゴダに参る前に体を清めると言ってもよいだろう。 湖畔では藁葺きの速成ゲストハウスが何百軒もあり、家族・親せきは一つのゲストハウスに入れる。中にはマットや毛布が積まれており、ここで15-20人が日本の旅館での泊まりのようにして寝る。レストラン、喫茶店、売店、果物・野菜屋、土産屋など軒を並べ またカラオケも楽しめる。このパゴダ祭り期間のみに忽然と出現した町に大きな意義がある。
ここに日本人が建立したパゴダも花を添えている。ヤンゴンからインドージ湖へ汽車とバスで2昼夜かかり3日目に着く。最もヤンゴンからマンダレー経由ミチーナへ飛行機を使えば2時間半-3時間、そこから車でインドージ湖へ、これな ら1日で行ける。しかしながら1年に一度のミャンマー有数の大祭を見るには充分な日程で決して急がずのんびりと旅の 醍醐味を味わいたいものだ。祭りは3月の満月、中旬から8日間であり、その間に湖水面に浮かび上がる煉瓦が敷き詰 められた800メートルの道を善男善女達が行き交う。パゴダに到着するとミャンマー最大のこの神秘的な湖の中心に来 た喜びと風光明媚な景色にうっとりとさせられて、ここでの楽しい一夜が生涯での素晴らしい思い出を約束してくれる。