タナカー
ミャンマー女性の化粧
タナカーについて
ミャンマー人の外見を一口で言うと、男女ともロンジー(腰巻スカート)とゴムゾウリを着用していることである。そして持ち物は肩から提げるルエエイ(布製の肩掛けカバン)である。
女性は顔に白いタナカーという化粧を顔に施す。良く見ると頬やおでこに丸く、又は楕円形や時に葉っぱの模様などもあったりする。これがミャンマーでの伝統的な女性の化粧であり、子供から大人まで幅広く人気がある。タナカは女性のものであるが、小さな男の子もタナカを塗っているのに出くわす。小さな子供達は特にかわいらしく写る。さらに腕にも塗る。
タナカは顔に塗る”シェメタン”と腕に塗る”ナンタブ”の二つに分けられる。タナカーはタナカーの木、正式には植物名は Murraya Exotica またはLimonia acidissimaと言うウ柑橘類の木の一種から出来ており、
“チャウピィンと呼ぶ円形の研ぎ石に水を数滴垂らして、タナカの木の樹皮側を下にして数分間研ぐ(擦る)。樹皮がタナカーの原料であり、擦って出来あがった粉上のものを顔やおでこにじかに指で塗る。
顔への塗り方や、伸ばし方には何種類もの形がある。
(1)顔全体に塗る。
(2)両頬と鼻に塗る。
(3)頬のみに塗る。
伸ばし方には
(1)丸型や楕円形
(2)四角型
(3)渦巻き型
(4)木の葉っぱの模様型
(5)丸の周囲に小さな丸 など
塗った直後は気化熱の作用により清涼感がり、特に暑い季節には気分が引き締まるのと日焼け止めのや汗止め効果がある。
腕に塗る”ナンタブ”は香水のオーデコロンの効果がある。
タナカの木はミャンマーでは季節に関係なく植えられている。産地としてはマンダレー近くのシェボー、ピーの南の地方、パコック地方などが有名である。タナカは固い土の上に生育し、木の皮はざらざらしているおり、長期間の保存が出来る。タナカーの木は3年から10年位までのものが良い。また何種類ものタナカがあり、一番有名なものはシェボー産出の”シンマタウン”である。
このタナカはミャンマー女性にはなくてはならない必需品であり、どこにでも売られていて、買うことが出来る。パゴダや寺院の参道では大小様々の大きさのタナカが売られている。
タナカは木そのものと、瓶に入れられた液体状の物、クリーム用になった物があり、クリーム用も水を数滴垂らして混ぜて使用する。
タナカを塗る目的は次の3つである
1.化粧品として
2.日焼け止めとして
3.塗ると顔が涼しく感じられる
最近の女性は肌に化粧品のファンデーションを塗ってその上から薄くタナカを塗ったりする。女性は一生塗り続ける。