得度式
ミャンマーでは仏教は人々の生活に深く入り込み、人々の日常の行動や考えまでに深く大きな影郷をあたえている。仏教の教えを守り、パゴダや寺院、僧院に主向かいて寄付をしたり、僧侶へ贈り物を持参したりする。
男女は一生に一度は僧侶の生活を体験することが望まれている。僧院で 生活を始める時には“得度式”という儀式を受ける。
男女が7歳くらいの子供から20歳位までの間に、両親は子供を僧院に預けて僧侶の生活を1週間から3ヶ月間ほど修行させ、再びもとの生活に戻す。“得度式”を体験させることは、子供に仏教の教えを理解させ、子供が将来立派な大人になるよう、人生の大切な行事とされている。
得度式は
- 僧院に庭にて頭を水にぬらすだけで、髪の毛が剃力でそられていく。 両親や兄弟、姉妹に見守られながらきれいに髪の毛がそり落とされる。
- きれいになった頭は風呂場や水道をの水を利用して洗う。
- 僧衣が用意され、着ていた服から僧衣に着替える。
- 得度式は何人もの子供達がほぼ同時に行われるので、議堂に集められて僧になるための誓いの儀式がおこなわれる。後ろの席では両親とか兄弟・姉妹が見ている。
- この後は、これから住む僧院の部屋へ行き、ここで両親らと別れて僧院生活が始まる。
この整髪、僧衣への着替え、誓いが僧になるための儀式であるが、20歳以上の男女には両親の同意、病気がないこと、負債がないことなどの種々の条件がある。20歳以上はコーインと呼ばれ見習い僧になる。尼さんは僧ではない。10戒を激しく守る必要がある。
10戒とは
(1)殺生 (2)盜み (3)邪淫(4)嘘 (5)酒 (6)正午以降(翌朝の夜明けまで)の食べ物 (7)踊る
(8)花、北粧 (9)高い所、豪華な所(10)金銭 (金銀)の所持が禁止される。
僧院の生活は朝4時に起床、僧院内を約1時間歩くのではなく“足が他を離れた”“足が前に出た”、“足が他に着いた”の三つの言葉のみを頭に描き、他のことは一切考えずに 静かに歩く。その後、約1時間 座禅を組む。この時も“息を吸った”、“息をはいた”のみを頭に描く。夜明けの6時過ぎに朝食で軽食。その後歩く、座禅の後、托鉢に出る。
托鉢は例を組み、視線をそらさず、全方(下)のみを見る。背の高い者から低い順に並び、素足で僧院を出て行く。足裏(あし+うら)は痛く、時に道路の砂利などで血が出ることもある。雨が降っても素足で歩くが傘のない時もある。ミャンマーのこの激しい托鉢の修行の生活が毎日続く。
得度式をさせる両親にとっては大切な名誉でもって息子を送り出す。